■コミパの乱■〜leaf vs key リレー仮想戦記 ■コミパの乱■

 両軍併せて7万の軍勢(一説によると10万)が激突したこの合戦のことを歴史書では有明合戦と記している。 
 だが、この場では一般に流布されている通称「コミパの乱」で呼ぼう。 
 KEY率いる鍵っ子はおよそ4万。 
 一方、リーフ率いる葉っぱ信者は約3万。 
 数字のみ見ると鍵っ子有利であるが、カノンにより急速に拡大した鍵っ子は戦意こそ旺盛であったが、スキルが足りず容易に暴徒と化す危険性があった。 
 だが、リーフとて盤石ではない。 
 外様、新参を多く含み、指揮系統が一元化されていなかったのである。 

 これが必要以上に事態の推移を混乱させ、状況を把握させることを不可能とさせていた。 

 そしてさらにD.Oの参戦。日和見連中。物見高い観戦主義者等の無秩序な行動により混迷の度は増していくのである。

「突撃! 突撃!!」 
 戸越まごめは喉も裂けんばかりに絶叫した。 
 普段机の前に座っている彼が前線指揮をかって出たのには理由がある。 
 戦勲に乏しい彼は少しでも戦功を立て発言力を強化して置かねばならなかったのであった。 
 出世のためには肉体労働も厭わじ。殊勝な心がけであったが、彼の本来の仕事は謀略家であり現場指揮官ではない。経験の無いことが彼の弱点であった。 
「何を難しいことがあろうか。相手の行列を分断し、混乱を助長させる。 
 それが勝利のための方策であろう」 
 彼とて莫迦ではない。これくらいのことは理解している。 
 頭だけで。 
「なんだ!? あれは。大海嘯?」 
 それが戸越まごめの見た最後の光景になった。 
 押し寄せるデブ、メガネ、ロン毛、の大津波。 
 それを避けることもできず呆然と眺めるだけである。 
 呑み込まれた彼の姿は再び現れることがなかった。 

 戸越まごめ戦死。 
 それは後に誤報であることが判明するのだが、鍵っ子の足並みが乱れるのには十分であった。
次を読む
前を読む
目次に戻る

TOP


[PR]≪占い奇跡の恋愛術≫初回無料:幸せな結婚へ導きます。本格結婚鑑定