『コホン…』 TADAが咳ばらいをひとつして言う。 『まあ、兎も角だ。皆に集まってもらったのは他でもない。これから我等が、 この世界の天下を取るに当たって、するべき事を言う。』 集まった一同は、神妙とした顔つきとなった。 『まず、差し当たっての敵はKeyとLeafだ。この二つの勢力をまず、同士討ち させる。』 『同士討ちですか』 織音がつぶやいた。 『そうだ、同士討ちだ。なにも正面から戦うだけが戦いではない。 相手が弱ったところを一気に叩き潰してこそが王者。すなわち支配者だ。 中途半端に攻撃したとしても、あいての心までは支配できないからな』 TADAは拳を握り締めながら、そう力説した。 「ふっ、これからは、群雄割拠の時代よ。いかに、こちらの体力を残したまま 戦い抜くかが、この戦争の勝敗の分かれ目になってくる。」 アリス・ブルーと言う新境地を開拓中のふみゃが、口元に 笑みを浮かべながら言った。 『俺も、折戸や中上、I’veなどと言った腑抜けた音楽の元凶を断たなくて はならない。だが、折戸とI’veが手を組んでいる今、誰も手がつけられない ぐらいに強力だ。奴等を黙らせるには相当の力が必要だ。 しかし、今の俺には、悔しいが、それだけの力は無い』 傍から見ても悔しそうだとわかる顔で、Shadeは言った。 『そこでだ、ふみゃ、今しがたおまえを呼んだのには、理由がある。 今度、大阪でデジフェスが開かれるのは、知っているな。』 「ええ、知ってますが、それが何か?」次を読む
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