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■兆し編ソノ弐■〜leaf vs key リレー仮想戦記 ■兆し編ソノ弐■

「誰?」 
とりが、その声の主に声をかけた。 
『おっと、悪い悪い、盗み訊きをしていた訳じゃないが、何とはなしに話し声が 
聞こえていたのでな。』 
「なんだ、Shadeか」 
『なんだとは、随分とご挨拶だな。』 
つっけんどんなやり取りではあるが2人の仲は別に悪くはない。 
『ふむ、そうか、やはりお前もそう感じているか』 
『ええ、部長。俺も最近の音楽のワンパターン化、感動一直線な路線には辟易と 
していたところです。』 
Shadeは、わずかに口を歪めてそう言った。 
『魅せてこその音楽、燃えてこその音楽、楽しませてこその音楽、 
CD-DAだけが能じゃない、効果音までもが一緒になってゲームを突き動かす。 
それが音楽だ。』 
淡々としゃべってはいるが、その声には熱意がこもっていた。

『音楽は、涙を流すための道具じゃない。変に芸術家を気取る奴等を俺は認めない』 
「Shade・・・あんたそこまでまで思っていたなんて」 
とりが、やや驚いた顔で言った。 
『既に音楽家としてのプライドを賭けた戦いは始まっているんだ。俺は奴等には 
絶対に負けたくない。』 
TADAが野望を秘めた顔つきに変わった。 
『フッ、Shadeよ、俺はこれからエロゲ界の秩序を守るべく、戦争をしかける 
つもりだ。勿論、戦うからには天下は俺達の物にさせてもらうがな。 
その為にはまず…』 
『ええ、次の作品では面白い仕掛けを作ってますよ。』 
Shadeも不敵な笑みを浮かべた。 
『おい、スパイ斉藤、おにぎりくんと、ちょも山、織音、 
ふみゃを呼べ。』 
スパイ斉藤と呼ばれる人物が音も無く現れ、 
「はい、分かりました」 
そして、影も無く立ち去った。 
『それと、まずは目先の事か。とりよ、例の「姫ゲー」の方はどうなっている。』
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