「合言葉はリベンジだ。判っているな」 麻枝の挑発的な口調に、会場の鍵っ子たちは歓声でこたえた。 「俺たちの調べでは、会場整理には多くの不安を抱えている。 そこを突け。徹夜禁止の盲点を突け。 そして…どんなことをしても会場に入れ。壊した者の勝ちだ」 再び大きな歓声が上がる。 大阪・天満のビジュアルアーツ前の熱気は異様だった。 そんな中に、不安の表情を浮かべる久弥の姿があった。 「麻枝さん…。目には目を…で、大丈夫なのですか?」 「大丈夫です。…いや、あれがベストなのです」 「戸越…」 久弥の後ろには、麻枝と対照的に、 冷徹な笑みを浮かべた戸越の姿があった。 「そうよ。あの仕打ちを忘れたの!」 樋上はそう言って激高する。 みきぽん、しのり〜、ぢんの3人も同じだ。 「でも…」 そう言いかけて久弥は口をつぐんだ。 (あれじゃ、リーフと同じじゃないか) そんな言葉が、その後に続くはずだった。 そしてそこに、折戸とイシカワの姿はなかった次を読む
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